いよいよ、この10月からインボイス制度が開始になりましたね。
この法令に対応される企業や事業者が大半かと推測しますが、みなさま、手続きや関係各所との調整はお済みでしょうか？
前回の記事で、MallPro🄬 でもインボイス要件を満たした機能のアップデートを行ったとお伝えしました。
今回は早速、MallPro🄬 が行ったインボイス対応の内容についてご紹介させてください。
“言うは易く 行うは難し”の法令対応
今までの請求書・領収書の作成をシステムで自動化・簡略化していた企業や事業者の中には、要件を満たした書類を作成できるように、システムの仕様変更や外注業者のスケジューリングに奔走された方も多いかも知れません。
まさに「言うは易く行うは難し」で、なかなか重い腰が上がらない状況にあった方も多いでしょう。
イーストも例外ではなく、経理部門が目に見えてドタバタしていました。
そんな経理部門の慌ただしさをよそに、MallPro🄬 をご利用いただいているデベロッパー様が同じ事態にならないようにと気を引き締め、デベロッパー様の希望開始月に応じた請求書作成に対応できるよう、MallPro🄬 は年始の予告通り、この7月にインボイス対応機能のリリースを行いました！
MallPro🄬 以外に、他の経理システムや会計システムを利用しているデベロッパー様では、別途で対応が必要とされる場合が多いため、その点も考慮し、前もって対応しました。
インボイス対応の、具体的な内容は？
参考までに、前回の記事で挙げた適格請求書の要件の中から、今回MallPro🄬 で対応する必要があった事項と、それぞれ具体的な内容は下記の通りです。
■適格請求書発行事業者の名称および登録番号
デベロッパー様が取得した適格請求書発行事業者登録番号も請求書に表示できるよう、登録する専用項目をマスタに新しく設けました。＜画像はサンプルです＞
■税率ごとに区分して合計した対価の額
従来は、取引ごとに消費税を計算してから合計する計算方式でしたが、税率ごとの取引を税抜きで合計してから消費税を計算する方式へ変更しました。
■税率毎に区分した消費税額等
前項に伴い、税率ごとでまとめた取引の合計で、それぞれ計算した消費税を明示する書式へ変更しました。
インボイス対応機能を利用するためには？
前述の通り、今回のリリースでMallPro🄬 は基本的な要件を満たした対応を行いました。
そして売上管理機能をご利用されているデベロッパー様であれば、ご希望の開始月分から、このインボイス対応機能もご利用いただけるようになっています。
デベロッパー様から費用をご負担いただく必要なく、全てパッケージ機能の拡張として独自で対応した点もご好評いただいています！
インボイス対応機能も、施設運営にあわせた柔軟なシステム設計
今回のインボイス制度の対応にあわせて、扱っている取引の消費税設定についても全般的に見直しを行ったデベロッパー様も多かったようで、数々のご相談が寄せられました。
MallPro🄬 ではインボイス対応時期にあわせた税区分のシステム設定の変更も、臨機応変に受け付けています。
また、多くのテナント様を抱える商業施設では、複数の管理口座にあわせて請求書の発行元事業者を変える場合もあります。MallPro🄬 は、それぞれの管理口座に応じた適格請求書発行事業者登録番号を登録でき、請求書に表示させることもできるようになっています。
いずれも別途費用をご負担いただく必要なく対応させていただいていますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。
別途MallPro🄬 から、他にご利用されている経理・会計システムへのデータ連携を実現したいなど、個社カスタマイズも可能です。
こちらもご希望がありましたら、お問い合わせフォームより詳細をお聞かせください。
今回の記事では「MallPro のインボイス制度の対応」というテーマで、リリースまでの過程や着目してほしい点をご紹介しました。
次回はグループウェア機能のオプションで、昨今の導入件数が急増している「従業員管理」機能について、ご紹介したいと思います。
引き続き定期配信を設定したまま、次回の記事にも目を通していただければ幸いです。
※「MallPro🄬」および「モールプロ🄬」は株式会社イーストの登録商標です
