MallPro🄬 では、ベースとなる売上管理とグループウェアの2機能の選択の他に、デベロッパー様の運用体系に合わせたオプション機能も様々提供しています。
売上管理機能をご利用の場合、テナント様が日報として売上数値を報告できますが、このオプションを利用すると、追加で画像データも添付して報告することができ、商業施設様でも即時報告された画像データを確認(必要に応じてダウンロードまで)ができます。
では、このオプションを導入して、一体日報に何の画像データを添付しているのかと申しますと、ずばり、各テナント様より閉店時にレジから毎日出力される、あのなが~い精算ジャーナルレシートを撮影した画像データです。
以前こちらの記事でも、商業施設様での売上精査方法も大きく変わってきたとご紹介した通りで、
一般的に、商業施設様側でも1日の「純売上」「売上控除」あとは「客数」の3つの情報さえ把握できれば、テナント様にレシート原本の提出までは求めない考え方が主流へと変わって来ました。
レシートに限った話ではありませんが、テナント様からの原本の提出物が1種「ある」のと「ない」のとでは、商業施設様で回収する労力から、回収物の保管責任やその場所の確保・破棄まで、業務の効率に雲泥の差が出るのです。
そこで、テナント様自身で、必要とされている情報が見えるように精算ジャーナルレシートを撮影し、
入力した数値のエビデンス(証跡)としてのデータ添付も同時に操作できる、この「日報画像添付」機能が活用されています。
商業施設様では、MallPro🄬 でこのように、同日の画像データを報告値と見比べて確認できます。
画像データはダウンロードしなくても、クリックするだけで拡大や縮小、更には方向転換まで画面上で操作でき、余程の映りの悪さでなければ、テナントへ再添付の依頼をしなくても済むよう、商業施設様側にとって操作性にも長けた仕様になっています。
実際の預託(預り)額と報告値とに差異があるテナントが在れば、画像データも確認し、報告値を修正するのが基本的な精査手順です。
※精算レシートジャーナル原本を専用の読み取り機器に読み取って、読み取ったテキストを報告値の扱いとするOCR連携とは運用・用途が異なるサービスです。
なお、画像データに関しては報告された日から約2ヵ月間はシステムで保持されますので、売上確定するまでの間はもちろんのこと、商業施設様でもデータで残しておきたい事由等があれば、保持期間が過ぎるまでの間にダウンロードいただき、別で保管しておいていただくことも可能です。
これは余談ですが、前述で「なが~い」と表現した精算ジャーナルレシートも、昨今はPOSレジやスマートレジの普及と相まって、なんともコンパクトな長さで纏まっているテナント様も多く見受けられるようになりました。上の画像で見えるコンパクトさです。
撮影(提出)・保管もしやすくなって、テナント様の閉店業務も無駄なく、より短縮されれば、良い事尽くしではないでしょうか。
一般的に、オプションはメインユーザーであるデベロッパー様や商業施設様にとって利便性が上がるサービスを指すことが多いですが、本オプションに関して言えば、テナント様でも提出物をデータ送信でき業務削減にも繋がるため、おかげさまで多数の商業施設様でご利用いただいています。
既にMallPro🄬 の売上管理機能をご利用中のお客様なら、設定変更で対応可能です。
ただし、閉店業務や売上精査業務に運用変更が生じるため、御希望に応じて、導入のタイミングでの現場サポートもさせていただいています。
弊社営業担当、またはご不明な場合はシステムサポート窓口までお気軽にお問い合わせください。
以上、イーストお薦めオプションの「活用術」のご紹介でした。
またお薦めのオプション機能などを取り上げ、MallPro🄬 の活用術としてご紹介しますので、ぜひ御目通しください。
※「MallPro🄬」および「モールプロ🄬」は株式会社イーストの登録商標です
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